「子どもが幸せになる学校」(菅聖子著/ウェッジ 900円)
横浜サイエンスフロンティア高校の挑戦。
校歌を書かせて頂いたこの高校の本が出版されたとのことで、数学の中山先生にお送りいただき(ありがとうございます!)、さっそく読ませていただきました。
理想を形にすることの大変さは、
ものづくりに関わった人なら誰でも経験することと思います。
言い出さなきゃ始まらない。
試してみなきゃわからない。
計画から開校まで携わった横浜市教育委員会・内田さんの想い、
その共鳴を形にすべく奔走する先生方や生徒のみんなの、現在進行形の戦いの姿が具体的に描かれていました。
上の人に求められるのは、ぶれず、言いきる「強さ」。
不安な世の空気の中で、屈しない勇気と突破力が必要だったと思うし、
その意味ではこの学校づくりそのものが「フロンティア精神」なのかもしれないと感じました。
これだけの注目を集めるYSFHのひとまずの結果となるのは卒業後の進路ですよね。
確かなアウトプットを求められるプレッシャーはいかほどか、と想像します。
(ど文系な僕は、理科系を掘り進められること自体を尊敬しますが・・・)
歌詞を冒頭に掲載下さったこと、感謝します。
「苦難のとき、横で一緒に歩んだ仲間がいることを思い出してほしい」
という願いで書きあげました。
理想を形にするのは大変だったけど、
みんなを思う曲づくりがとても幸せな作業だったことを、
僕自身も忘れないでいようと思います。