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投稿日:2013年04月09日(火) 2:21:03

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3/23渋谷gee-ge.にてアルバム『ひばり』発売を記念したワンマンライブ。
お昼・夜と2回公演を無事終了。お集まり頂きありがとうございました。

ライブに来てくれるということは、相当なことなんだと、最近強く思う。
その人のこと知って、情報収集して背景を理解してくれて、価値を見出してくれて、時間を空けてくれて、
交通を乗り継いでくれて、対価を払ってくれて、場合によっては服とか食べ物とかも合わせたりして、
同じ空気の中にいてくれて、受け止めてくれる。送り返してくれる。

何より、心を自分のために少しでも割いてもらえるということの幸せ。
必ずや、楽しんで帰ってもらおう。楽しむ以外にも色んな感情の揺れを得て帰ってもらおう、
そのために何ができるだろうか、ってライブのたびに思うんです。

今回結構考え抜いたセットリストを、まずは。

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<<歌旅人生3 >>

DREAM TRAIN
旅の空
ほのかたび

桜道
百段坂
早春列車

大きな玉ねぎの下で   カバー(爆風スランプ) ※昼のみ
花の雪         カバー(Eternal Journey) ※昼のみ

(君の音色)      ※ゲスト:TTRE土屋礼央くん
ドリンクバー      TTRE土屋礼央くんとセッション

声が嗄れるまで(※夜は「Journey」に変更)
涙色
だいじょうぶ
青空

綱島ラブソング
ひばり

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(Enc)
世田谷線ブルース
綱島ブルース

Old Fashioned Love Song   ※TTRE土屋礼央くんとセッション

恋オーラ
リクルートガール

パズル

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音源「ひばり」からの楽曲を軸に、
なんというか「春」の要素と、ノスタルジックと、鉄道と(笑)、
硬軟取り混ぜたラインナップにしてみました。

サビ前は綱島ラブソングだった。色んな楽曲と試してみたんだけど、
ヒバリと組ませて、一番しっくり来たんですよ。

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今回はゲストにTTRE土屋礼央に来てもらいました。僕自身、とてもとても楽しみでした。
鉄道の話ができる・・っていうことでもそうだし、10年くらい?の音楽仲間としてね。

礼央くんはそういう距離感を取ってくれて、照れ臭嬉しい。
僕のみならず、純子ちゃんとか、渉君とか、八田さんとか、圭くんとかゆう君とかバンドやってた人じゃなくても
みんな「仲間」って思っていて、いつも彼をネタに突っ込んでいて。とても感謝している。

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もちろん
2004年のRAG FAIRに楽曲提供させてもらったシングル曲「Old Fashoned Love Song」と
兄弟ソングの「ドリンクバー」をセッション。

楽曲提供者と、それを受けて歌うアーティストって、思ったより色々な思いが交錯してしまうもので。
まずとっても嬉しくて、少し寂しくて、お願いしますっ!て託して、でもやっぱり結局溢れるほど嬉しい。
9年分の思いが詰まったセッションでした。

憧れや、手が届かなかったりするものに、
続けていればいつか触れられるかもしれないのが、音楽の素敵なところだと思っていたりします。

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「ひばりめし」。
今回のライブは「駅弁」もひとつの目玉でした。

「鉄道好きなんだから、ジージ駅の駅弁を作りましょうよ」とgee-ge.キッチンのVIVA吉永さんが
言ってくれたのがきっかけで、一緒に献立を考えて渾身の作品(お弁当)をつくってもらいました。
本格的に美味かった!ごちそうさまでした。みんな美味しいって言ってくれてたね!
ひばり君を食べるのがちょっと胸が痛かった(笑)

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矢野さん、吉永さんはじめライブハウスのスタッフの皆さん、
佐藤ヒロタカ氏(G)、小林kazuくん(Perc)、田ノ岡三郎さん(Accordion)などの腕利きのミュージシャン、
FLY HIGHレーベル主催土橋さん宮城さん、VIVID SOUND寺村さん茂呂さん、皆さんに助けてもらって完成したライブでした。

この日は昼夜公演だったんですが、
実はお昼、東急東横線・旧渋谷駅ekiatoでの鉄道・音楽イベント時間帯にがっつり当たってしまった。
向谷実さん、中井精也さんとちょうど同じ時間になってしまったのでした。

このお二人は実は、去年同時期に行ったワンマンライブ「歌旅人生2」に出演してくれたゲスト。
鉄道的にも、作品づくりの巨匠としても仰ぎ見る存在のお二人と一緒に、昨年は同じステージが
できたんだと思うと、少し違った光栄な感慨が生まれてきたのでした。

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さて、アルバム「ひばり」
作品づくりについて、少し。

結論からいうと、色んなしがらみがあるほうが、作品は緊張感があって面白い。
自由にノビノビ思い通りに作れたからといって、作品としてそれが面白いとは限らないよなーと思っていました。

独自レーベルでの作品づくりは自由な反面、ぬるさが常にそばにある。
「自分の罠に自分ではまり、抜けだそうともがく」というパラドキシカルな状況を
自分で作り出して客観的になれなきゃ負けだな、と思っていました。

そういう意味での客観性、
自分という素材を容赦なく、愛を持って切り刻んでもらえる人・・

SUNNYさん。
Victor時代以来、久々にプロデュースをお願いしたのでした。

お忙しいスケジュールの合間を縫って、最適な方法で音を紡いで下さいました。
基本的には、DEMO音源→コード譜面渡し→サイズ確認→音源のキャッチボール→歌入れ→他諸々調整→完成
といった流れで楽曲作りが進んで行きました。

ライブで一緒に演奏してくれたことがあった曲もあり、
割とスムーズに進行していきましたが・・

と、この続きは4/13(土)武蔵小山アゲインでの「トーク&ライブ」でじっくりと!

* * *

ほんとに皆さん、ワンマン来て下さってありがとうございました。
みんなの生活の中に「ひばり」のさえずりが時々響いたらいいな、と思っています。

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JR東日本企画手老さん、キハ助役、ありがとう!!