セルフライナーノーツ
オオゼキタクとして初めてのminiアルバム「夜明けのスピード」。
このアルバム全6曲のセルフライナーノーツを書いていこうと思います。
アルバム全曲の作詞作曲はオオゼキタク。プロデュースは全曲SUNNY(the little league)
さんにお願いしました。DOUBLE CLUTCHスタッフに加え、今回新たにMONKEY PUNKスタッフ
という強力なスタッフ陣と出会い、素晴らしいミュージシャンたちと出会い、MIXERの中原さん
と出会い、うちの近所の朝の鳥たちと出会い(笑)、めでたく完成ということになりました。
皆さんに感謝!
■1 渚エレジー
2年くらい前にはもう完成していて、ライブでもよく(ほとんど毎回)歌っていたので、ライブ
に足を運んでくれている方には、もうおなじみになっているかもしれません。
真夏に出会った恋は、
花火のように激しく燃え、そしてはかなく散ってしまうもの。。
真夏の渚の恋を、いつまでもズルズルと引きずってる情けない男が主人公。
くすぶってる想いにけりをつけよう!って秋風の中、一人で車に乗り込み思い出の渚を訪
れる。辛さを思い出に変えてしまうために。
・・・でもやっぱ未練が捨てきれなねぇー!っていうめめしさ。意外と男は恋心をひきずって
しまうもんなんです(笑)海は鎌倉~逗子あたりの海を思い出してください。
海岸線に沿ってドライブするイメージ。
実はオオゼキタクがSUNNYさんと出会って、最初につくりあげたDEMO作品がこの曲。
その時できあがったすっげーカッコいいアレンジにタクはひと聴き惚れしてしまい、「夜明け
のスピード」のプロデュースをお願いするに至った経緯があります。
この曲の聞きどころは何と言ってもタクが惚れたSUNNYさんのキーボードアレンジですが、
所どころにちりばめられているSaxの音色に注目してみてください。生のSaxの音なので迫
力がやっぱ違います。ちなみにこsaxは、SUNNYさんがMr.Childrenのツアーサポートメンバ
ーとして一緒に回っている浦さんによるもの。歌入れの時鳥肌たちました!あとなにげに
すごいなって思うのはサビで登場するマツキチさん(Drums)のタンバリン(いとも簡単にや
ってるようですがこの叩き方がけっこう難しい!)。曲を非常にPOPに彩ってくれてます。
ギターはライブでおなじみの佐藤ヒロタカが大活躍!散々ライブでやってきたので、やっぱ
練りこまれた味があります。ソロなんてギターが歌ってるみたいだよ。
■2 ニューデイ!
叶わない恋に突っ走っちゃって、辛い思いをして、塞ぎこんで泣いてばかりいる女の子。
日記にはその彼への恨み言ばかりが続く・・。
あー、はまっちゃってるなぁ・・。そんな子、時々みかけます。。
見るに見かねて、主人公の男は立ち上がった!
POPな君にはあのまぶしい笑顔があるじゃないか!元気な君が見たい!早くあの笑顔に
なってよ!!だからもう泣くだけ泣いちゃったら、パーッと涙拭いて、街へ出ようぜ!
ってなんとか元気付けようとする。けなげじゃないか、この男!
この曲もライブで歌い込んで来た曲なんですが、とにかくみんなに手を叩いてほしい!
そしてこの音楽の気持ちよさを感じて自由に首をくねくねさせながらヨコに揺れて欲しい、
そんな思いでこの歩くようなテンポ感になってます。確かに演奏してるこっちはすっげ気持
ちいいんだな。R&Bというか、ソウルファンクというか、なんというかこの黒い感じ(笑)を
楽曲に取り入れることができるようになってきました。Danny HathawayのLIVEみたいな
ノリを出したかったんだよね。打ち込みBassが逆にいい味出してます。
この曲の間奏でスウィングしちゃう部分があるんですが、ここが実にきもちいい。気分
はJAZZ!タクのたってのお願いでurbより鈴木渉(B)にアップライトベースで参加して
もらいました。サンクス!
やっぱこういう曲はベースが肝ですナ☆
この曲は、
東海テレビ「スーパーニュース」(毎週月~金/17:30〜19:00)の9月度エンディングテーマ
にもなってるそうなので、名古屋近辺の方、チェックしてみてね☆新しい明日に届け・・・
「最っ高のスマーイォ」!
■3 すきま風
いつまでたっても家でゴロゴロしてる、どうしようもない男の歌。
分かっちゃいるんだけど、動き出せない。親もあきれるぐうたらぶり。言われなくてもわか
ってるよ!とか反論しつつ、実は本人が一番現状に切なさを感じてたりするんだよね。
タクも会社辞めてCDとか出す前は、こんな風に母ちゃんによく文句言われてたな(笑)
みなさん、ちゃんと働きましょう。
フォーク!日本のフォーク!
最近はまっているCDとして絶対はずせないのが今の日本のフォーク大全集なんです。
「風の交差点」に比べると、どっちかというとしみったれていて、でもどこか滑稽で、生々しく
て嘘がない、そんなリアルな世界が描けたかな、と思います。47秒に命を賭けました(笑)
録音は、浦さんと同じくMr.Childrenのツアーサポートメンバーとして全国を回っている、
河口(こうぐち)修二さんと二人で。河口さんはフォークギターの名手でもあるんです。
ブースに入って、ちょろっと練習してから本番ぶっつけでいこうか、なんて話してて、コード
進行を伝えるつもりで適当に歌っていたら
「はい、今のでOKでーす」
ということで、OKテイクとなりました(マジで)!
・・二度と同じテイクは取れません。。でもなんか生々しくて、いいよね!
作りこむ曲もある中でそういうラフさ、いい味出してて好きです。
(曲終わりで「タンタカ、タンタカ、タン♪」って入ってるのは河口さんの声で、
「「タンタカ・・」っていう感じで弾けばいいんだよね?」っていうニュアンスで
言ったみたいです。・・それも活かし、ということに!)
■4 風の交差点-柏ラブソング-
突風のような風が吹く春。
6号線の渋滞に辟易しつつ、生まれ育った千葉県・柏の街を車でゆく主人公。
とある交差点にさしかかり、暇をもてあましてふとルームミラーを見てみると、なんと後続
の車(スピードがうんと出るやつ)の助手席に知ってる顔を発見!
そう、高校の頃一緒に過ごした彼女だった。少しあの頃より髪が伸びてた。
その頃の甘酸っぱい恋愛を思い出す。
うまく自分の気持ちを言い出せず、終わってしまったんだった。
なんとか彼女だけが気づくように、手をあげてみるけど、なかなか彼女は気づかない。
やっと気づいてくれた!と思ったその瞬間・・信号が変わって、車はそれぞれの方向へ。
主人公の車の列を横目に、春の強い風に乗って、速い車は去っていく。でも自分はこの
場所で動けないでいる。そんな状況は、成長して変わってしまった彼女と、全然変われ
ないでいる自分とを対比しているかのようだ。。
そんな、春の日の一瞬の出来事(正味5分間くらい?)を描いてみました。
この曲は、レギュラーで出演させてもらっているbayfm「GROOVE FROM K・WEST」の
番組企画として、「TAKU・柏ラブソングをつくる」というまるで冗談みたいな話から始まりま
した(「綱島ラブソング」っていう曲があったので)。
柏までさすがに遠いので(2時間通勤!)、なんか面白いCDでも聞きながら通おう、ってこ
とを思いついたんです。
電車で通う途中の乗換え駅・上野で運命の出会いが。。
「愛と青春のフォーク大全集」4枚組のコンピCD。このCDの曲が店頭で流れていたのを、
即買い。聞いてみたら・・どこかで聞いたことのあるメロディの宝庫!そして自分の中で
新鮮に感じつつあった「日本のフォーク」というテーマがギッシリつまっているではありま
せんか。
で、このCDを聞き込んで柏に通った事実を残しておきたかった。
そんな思いを込めて、まずラララと曲が完成。
曲に使う柏の名所を募集(実際手賀沼にもいったし火山焼も食ったし、野田線にも乗って
みました!)→ラジオでこの「ラララ」バージョンを生演奏→曲を聞いてストーリー展開を
募集→詞が完成したところでタイトルを募集(ラジオネームいつみちゃんがタイトル案を
考えてくれました)→で、練り上げた挙句、完成したのが「風の交差点-柏ラブソング-」。
まさにbayfm「GFK」リスナーやスタッフのみんなと作り上げてきた曲なんです。
3月に開催されたワンマンライブ会場と、柏のGINSEIさんでこの曲のCD(DJナラヨシタカ
さんの曲紹介&シークレットトトラック(スタジオ生ライブVer)付)を限定300枚発売した
ところ、なんと、即日完売(しかもGFK放送中に)!!!これは嬉しかったー☆
よく番組で弾き語り生演奏をしていましたが、SUNNYさんアレンジによってまたまた切なさ
UP☆聴き所はなんと言っても河口(こうぐち)さんのアコギ使い。スリーフィンガーとうなら
ずにはいられないスライドのPLAYに酔って下さい。ヒロタカもびっくり(笑)
■5 夜明け
今回のminiアルバム「夜明けのスピード」の世界が一番宿っている作品。
この曲は結構前にできていた曲で、ライブでもたびたび歌っていました。
自分自身の体験なんですが、この曲を作ったときは友達のうちに夜行って、曲を作って
たんですが、朝になってもう帰らなくっちゃ、って原チャリで家まで帰る間に思い浮かび
ました。
夏近くの空気ってぬるいんだけど、朝方になるとひんやりした空気が時々帯みたいに存在
してることに気がついたんです(これは原チャリに乗らなければ気がつかなかったこと)。
それで、家に着いてこの焦る気持ちと空気のことを表現する衝動に駆られてソッコー書き
上げた、というエピソードがあります。曲は尻切れトンボですが、逆に、その曲がかけないで
いらいらしてる感じが出て、イイかなと思ったのでそのままで完成ということにしました。
曲の冒頭に入っている鳥の声は、実際に自分の部屋で聞こえる朝一番の鳥の鳴き声で、
いつもこの声が聞こえ始めると「ああ、やばいやばい、また朝になってしまった」と焦る
自分がいます(^^;
この曲も河口さんとブースに入って、弾き語り1発録り。
一瞬で完成しました。
■6 ドリンクバー
ファミレスに友達を呼び出して(タクがイメージしてたのは男友達だったんだけど、でも
女同士でも、何人でもどんな関係でも合うなーと、完成してから思います)、朝までドリンク
バー(と山盛りポテトフライ)で粘りつつあーでもない、こーでもないと語り明かすストーリー。
結局恋ってそんなうまくいかないもんだよなー、と嘆きつつ。
優しくするほど嫌われたり・・厳しく言って愛が深まったり。「あー、確かに!」・・そんな
会話(会話っていうか語ってますが)、よく深夜ファミレス行くと体勢くずしてコイバナしてる
人いません?携帯で友達呼び出して合流したりして・・あの風景。現在の街の風景の一つ
だと思うんです。
出現した当初は「ドリンクが飲み放題なんてすげー!」とか感動してたんですが、最近で
は価格も低廉化してきて身近になりつつある印象。「ドリンクバー」っていうPOPな単語と
シチュエーションを曲に残しておきたくて完成させました。もともとあったアコギのストローク
にキーボードのアレンジが加わってすげー爽やかになったし、聞いてもらいたいのは後奏
の転調部分!こういうとこにSUNNYさんの才能というか、センスを感じます☆キラリ
ちなみにこの曲、どっかで聞いたことがあるゾ?とお思いの方も多いかもしれません。ご
存知のとおり、「ドリンクバー」の楽曲部分はRAG FAIRが4月に発表したシングル
「Old Fashioned Love Song」に提供されていて、「ドリンクバー」と兄弟ソングになっています。
が、どっちが「兄」かはまだ聞いてません・・こんど礼央くんに聞いてみようと思います(笑)
と、いうわけでいかがだったでしょうか、セルフライナーノーツ。
みんなのそれぞれの暮らしの中のにこの「夜明けのスピード」が入っていけばいいな、と
思っています。これからまだまだインストアライブは続くので、是非、タクの生の歌で
「夜明けのスピード」の世界を感じてみて下さい!
あ、そうだ、ついでだから告知しますね。
色々決まってきましたよ!
<ラジオ>
bayfm(千葉)
→「夜明けのスピード」より『渚エレジー』がミッドナイトパワープレイに決定!
αステーション(京都)
「NEWBERRY SPIRIT」9月11日(土)26:00~(明けて9/12AM2:00~)
→「夜明けのスピード」についてコメントで出演します。
<インストアライブ>
・9月16日(木)18:30~ WAVE 汐留店
・10月2日(土)15:00~ 新星堂 博多店(福岡)
あと、10/29@渋谷7th Floorワンマンライブ「FRONTIER SPIRIT」(=開拓精神!)の
GET TICKETでの先行予約は、おかげさまで売切れちゃったそうです。どうもありがとう!
こんなのはじめてだよ!第2回も日程が確定したみたいなので、こちらもお楽しみに☆
2004年09月03日 05:04
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