oozekitaku diary

小さな旅・名古屋1

デビュー前から名古屋には何度かお邪魔しているけれど、
(ありがたいことに)いつも新幹線を利用していました。

今回はいつもと違う行き方をしてみようと時刻表をめくると、
気になる路線を発見。

飯田線。

駅の数が94(!)、全線乗ると約6時間(!!)かかるのがネックだったけど、6時間もあればいま作ってる曲を繰り返し聴けるし、詞も模索できるし、飽きたら本も読めるし、音楽だって山ほど聞ける。ということで今回は、長野県まわりで豊橋まで行き、そこから名古屋を目指すことにしました。

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8時ちょうどのあずさ5号で、私は私は新宿駅をあとにしました。

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岡谷で乗り換え、天竜峡行きの飯田線に乗り込む。

長野県・静岡県・愛知県の3県にまたがって走る。全線電化されているのに、そのドアはなんと手動。山と山に囲まれた小さな村々を、列車はくねくね進んで行く。知らない誰かと、僕と、詞のない沢山の曲をのせて。

途中、飯田の街に降り立つことにした。
実は静岡に泊まったときTVで、飯田在住のあるアーティストのドキュメンタリー番組をやっていたのを見て、どうしても飯田を自分の足で歩いてみたくなったのだ。

ちょっと坂道で、リンゴの木が街路樹になっていて、川の水がきれいで、静かな街だった。そのアーティストが出ているライブハウスのすぐ近くにおしゃれなお店を見つけ、そこでランチを食べることにしたんだけど、お店のお姉さんと色々話して盛り上がった。その方も偶然その番組を見ていて、歌をつくることとか話した。飯田の街のこと、東京のこと、バイトしてた子のこと、料理のこと、色々。次の列車が来るまでの1時間ばかり、話した。
お店に置いてあったギターの弦が古かったので、替えてあげた。おみやげにシークワーサー飴をもらった(ご馳走さまでした)。宿もやっているので、今度泊まりに来てくださいね、とおっしゃっていた。物腰が、誰かに似ている気がした。なんでも話したくなる、あの人だ。


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飯田からは特急「伊那路」で、天竜川沿い細い山道を下っていった。

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人の気配が全くしない、いくつかの駅を通り過ぎていった。
険峻な岩々に囲まれた暮らしは、一体どんなものなのだろうか。

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中井侍(なかいさむらい)駅。
名前がカッコイイ。

豊川で名鉄に乗り換え、19時頃名古屋到着。
思ったより時間がかからなかったように感じたのはなぜだろう。

遅くまでやってるコメダ珈琲店を探して、入った。
カツサンドを咀嚼しながら、頭の中では飯田の街の景色、出会った人の暮らしとかをずっと考えていた。

つづく。

2007年06月04日 16:43

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